著者のまごこもです
この物語を書いて思ったこと
正直に言うと、自分を見つめなおせました
物語の中で主人公が向き合う「過去」や「夢」
誰かを許したいのに、うまくできない気持ち──
それは、そのままの“自分”だったのかもしれません。
でも、どんなにぐちゃぐちゃな感情の中にも、
そこには「誰かを愛した記憶」が残っている。
それを、どうしても信じたかった。
この小説は、「喪失」と「再生」の物語です。
一度すべてが終わったと思った人生の、その先に、
ほんの少しでも“優しさ”が残っているとしたら。
それを、拾い集めて歩き直す人の物語です。
タイトルの『僕はこの場所からはじめてみた』には、
そんな再出発への想いを込めました。
誰かにとっても、
自分を迎えに行くきっかけになりますように。
そして、あなたの空にも、
そっと虹がかかりますように。
